IBMとワシントン大学が100万台のパソコンを接続してコメのタンパク質を解析し「次世代のコメ」開発に動き出した。乗り出す。膨大な数のパソコンの空き容量を有効活用することで同大のコンピューターだけを使うと200年かかる解析を2年弱で完了。食糧難や将来の気候変動への備えを急ぐ。
複数のパソコンを連携し、あたかも1つのスーパーコンピューターのように使う「グリッドコンピューティング」の技術を活用する。3万―6万種あるとされるコメのタンパク質構造を解析。2010年までに、耐病性や栄養価の高いコメをつくるにはどの品種を交配すればいいのかを解明し、農家などに情報提供する。将来はトウモロコシや小麦など他の農作物にも研究対象を広げる予定。